こんにちは。
ゆるミニマリストのたなかです。
今回のテーマは「断捨離する前にやるべきこと・やめるべきこと」です。
「何も考えずとにかく断捨離すればいいんじゃないの?」とお思いの方もいるかもしれません。
確かに、『物を減らした暮らし=ミニマルライフ』という考え方も間違いではありません。
ですが、物を減らした結果暮らしが不便になってしまっては、ミニマルライフを始める意味が無いんですよね。
私が思うミニマルライフは、『本当に必要な物だけ残して、シンプルかつ快適な暮らし方』です。
勢いにまかせた断捨離で失敗しないように、ミニマルライフの始め方を紹介しますね。
まずは断捨離!も大事なのですが、必要な物まで手放してしまわないように、暮らしと持ち物を一つずつ見直していきましょう。
この記事でわかること
- 【暮らしの見直し】やみくもに断捨離をするのは危険な理由
- 【把握と実践】断捨離する前にやるべきこと5選
- 【習慣の整理】断捨離する前にやめるべきこと5選
【暮らしの見直し】やみくもに断捨離をするのは危険な理由
普段断捨離をする習慣が無い方にとっては、何かを手放すのって勇気がいることかもしれません。
踏ん切りをつけて捨てる決断するまで、時間がかかることもあると思います。
逆に、それで良いと思っています。
普段やらない『捨てる』という決断をして、一度その成功体験を得ると「まだまだ捨てれるかも♪これも無くても平気かも♪」と一部の感覚が鈍ってしまう可能性があります。
その結果、本当は必要な物まで勢いで手放してしまう恐れがあるんです。
実際に私がそうでした。その失敗談については後ほどご紹介しますね。
「断捨離をしよう。ミニマルライフを始めてみよう。」
そう思っている方々は、少なからず今の暮らしをもっと快適にしたいという想いがあるのではないでしょうか。
一時の感覚で必要な物まで手放してしまうと、当初の目的とは真逆の不便な暮らしになってしまいます。
そうならないためにも、まずやるべきこと・やめるべきことを実践して、自分にとって必要な物を知ることが大切です。
暮らしの中には、お気に入りの物と何の愛着も無い物が混在しているんですよね。
次からは早速、断捨離前にやるべきこと・やめるべきことをご紹介していきますね。
【把握と実践】断捨離する前にやるべきこと5選
①自分の『好き』を知る
ここで言う『好き』は、『こだわり』でもあります。
気分を上げてくれる物。落ち着きを与えてくれる物。思い出が詰まった物。
それは一人一人違って当然。
あの人が良いって言ってるから。SNSで人気だから。めっちゃ売れてるらしいから。
そんな基準ではなく、あなたが心から『好き』だと思えるかどうか、そこが基準です。
「これは捨てちゃダメだ!」
そこをしっかり線引きするためにも、あなたにとっての『好き』な物を知ることが、手放すための第一歩です。
②ライフスタイルを振り返る
皆さんは、毎日が慌ただしく過ぎていくな~と感じることありませんか?
私はまあまあ感じることがあります。
それだけ、仕事や家事などのやるべきことが必ずあるし、立ち止まっている暇があまりないのが現代社会なのではないかなと思います。
働いていれば職場環境は変化するし、生きていればライフイベントも起こります。
暮らし方や持ち物を見返してみると、数年前に必要で買った物が全く使わなくなっていたり、生活習慣そのものが変わっていたりと、何かしら変化があっても不思議ではありません。
暮らしが変われば物の必要性も変わります。
今の暮らしを把握していないままに断捨離を始めると、不要な物をいつまでも必要だと感じて残してしまいます。
あなたが今どんな生活を送っているか、ざっくりでいいので振り返ってみましょう。
暮らしを変える前に、まずは今の暮らしを知ることが大切です。
③持ち物を把握する
今の暮らしを見つめ直すことができたら、いよいよ持ち物を見直してみましょう。
基本は、『全部出し』です。
クローゼットの中
キッチン収納
テレビボードの中
場所やジャンルごとに分けて、全部の持ち物を出して並べてみましょう。
「これまだあったんだ!」
「こんなのいつ買った?」
なんて発見があるかもしれません。
そしてその発見が大切です。
収納の奥底に眠っていた物、存在を忘れていた物は、基本的には今の暮らしには不要な物だと思います。
でもそこは、暮らしの中では使わないけど、残したい物もあると思うんです。
手入れしてでも持っていたいのか、思い出として残しておきたいのか
それを判断するためにも、掘り出し物を見つけていきましょう。
思い出が詰まった物まで無理に手放す必要はないんです。
私は大学時代に撮ってもらったサークルの集合写真を、今でも保管しています。
④1軍を分ける
いよいよ仕訳けていきます。
1軍とはつまり、箪笥の肥しにしない物。
服なら毎日でも着たい、次の季節に着るのが楽しみなお気に入り。
調理器具なら圧倒的に便利さを感じる、毎日使う物。
本なら、この1冊は自分のバイブル。
でも「1軍じゃないけど、今すぐ手放すのは悩む…」って物もありますよね。
そういう時は無理に手放す必要はありません。
いったん保留にしましょう。
仕分ける時の順序はこうです。
仕分ける順序
①1軍と2軍以下に分ける。1軍は必要な物だから残すの確定。2軍以下は次へ。
②2軍以下を不要な物と悩む物にわける。不要な物は処分。悩むものは次へ。
③悩む物は期間を決めて保留にする。保留期間中、何も感じなければ不要かも。
保留期間については次でご紹介しますね。
⑤試しに手放してみる
仕分けの段階で明らかに不要だと感じた物は、是非処分してみましょう。
何か一つでも手放せたら、それは立派なミニマルライフの始まりだと思います。
そしてここで紹介したいのは、『お試し処分』です。
仕分けの時に悩んだ物、処分するか迷う物が出たと思います。
そんな物はいったん保留とお伝えしましたが、捨てたと思って保留してみましょう。
不要かもしれない、でもいざ手放したら不便になるかもしれない…
そういう物があるのは当然。あるのが当たり前だったなら尚更です。
見えないところに保管して、捨てたとものとみなして使わない期間を設けます。
期間は物によって1週間や1カ月に設定し、その期間思い出すことが無ければ不要と判断する。
それが『お試し処分』です。
私はテレビを1週間お試し処分してみました。
結果、1週間電源を入れずに過ごせたので、手放しました。
今ではテレビの無い暮らしが3年目になりましたが、全く不便だと感じていません。
【習慣の整理】断捨離する前にやめるべきこと5選
ここからは断捨離をする前にやめるべきことをご紹介します。
暮らし方に直結している部分でもあるので、是非あてはまるところがないか照らしてみてください。
①とりあえず置いておく
忙しいとついつい、しまうのが面倒くさくなるんですよね。わかります。
でもその一回の後回しで、散らかるのが習慣化してしまいます。
断捨離して物が少なくなったとしても、生活習慣そのものに散らかる原因があると、少ない物でもすぐに散らかってしまいます。
物の定位置や置き場所を決めて、使ったら戻すを癖にしましょう。
少しずつ片付く暮らし方が習慣化していきます。
②とりあえず収納を増やす
収納ケースを活用したお部屋や、至る所に収納があるお家って憧れますよね。
収納が多い方が片付く気がする、それもわかります。
でもむやみに収納を増やすと、物が増える原因にもなるかもしれません。
収納に余裕があると、「まだ入るから大丈夫♪」と感じてしまうのが人の心理です。
意識的に7~8割の収納で余白を残せればいいのですが、初めのうちは余白が落ち着かず、埋めたくなるかもしれません。
片付かないと感じたら、本当に収納を増やす必要があるのか、手放せる物はないのか、考えてみましょう。
少ない持ち方に慣れるまでは、収納を増やさず物を減らすことを意識してみてください。
余白を楽しめるようになってくると、収納を増やしてもいっぱいに物を詰め込むような持ち方はしなくなります。
③とりあえず買っておく
これは私もよくやってしまっていました。
便利そうな物を見つけた時やたまたまセール中の物に出合った時、『とりあえず買っておく』。
確かにその時は活躍してくれたり、買ってよかったと感じることもあります。
でもそれは長続きしないんですよね。一時の感情や安いだけで買った物には、愛着が湧きにくいんです。
そして社会は物が売買されることで成り立っています。当然、売る側は色んな手法で購買意欲を刺激してくるんです。
それ自体は悪いことではない。むしろまっとうな商売をされています。
でもそれらを全て買っていたら、物は増え続けます。
お得だとしても、便利そうだとしても、本当に必要なのか考えてみましょう。
冷静に考えてみると結局使わない気がしてくるし、別に無くても困らないなということに気づくことが多いです。
④とりあえず取っておく
私はこれが癖になっていました。
何の根拠もないんですけど、取っておけばいつか使う気がしていたんですよね。
でも、そうやって残した物が後々役に立ったのは1割くらい。
9割は役に立っていません。
役に立たない物で収納を圧迫して、新しい物を買うために収納を増やす。
まさに物が増えやすい悪循環が成り立っていました。
使わない物は手放して、今すぐにでも使いたいお気に入りのために収納を使う。
その方が気持ちも収納もスッキリすると思いませんか?
⑤とりあえず誘いに乗る
断捨離の対象になるのは、物理的な『物』だけではありません。
行動や習慣などの、やってしまっている『こと』も対象になります。
例えば『飲み会』。
誘われたし断るのは悪いから、乗り気じゃないけど仕方なく行く…
なんて経験はありませんか?
私はよくあったどころか、誘われたら出席率は100%でした。
時間とお金には限りがあります。
どうせ使うなら、好きな人や会いたい人のため、そして自分のために使いたいとは思いませんか?
嫌々行っていた飲み会に行かなくなったら、どれだけの時間とお金が残るのでしょう。
その時間とお金があれば、何ができますか?
必要なことや物に時間とお金を使えるようになれば、暮らしはシンプルかつ洗練されたものになります。
無駄だなと感じることや嫌々やっていることなど、この機会に手放してみると、暮らしが一気に整うかもしれません。
まとめ
今回は『断捨離する前にまずやるべきこと・やめるべきこと』をご紹介しました。
断捨離する前にやるべきこと
- 自分の『好き』を知る
- ライフスタイルを振り返る
- 持ち物を把握する
- 1軍に分ける
- 試しに手放してみる
断捨離する前にやめるべきこと
- とりあえず置いておく
- とりあえず収納を増やす
- とりあえず買っておく
- とりあえず取っておく
- とりあえず誘いに乗る
私は『ただ断捨離することがミニマルライフではない』と思っています。
大切なのは自分にとって必要な物を持つこと。そして不要な物を増やさない暮らし方を習慣化することです。
ミニマルにできない理由は人それぞれ異なります。
物の持ち方、買い方、人との付き合い方。
一つ一つ見直してみて、あなたにとって今やるべきこと・やめるべきことは何か考えてみましょう
このブログを通して、皆さんの暮らしが整うきっかけ作りをお手伝いできたら嬉しいです。
最後まで読んで下さりありがとうございました。
また是非見に来てくださいね。
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